ヲシテ文献研究室

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ヘッドライン


ヲシテのクニの 「談話室」
  最終更新日 2006-6-10 21:10:00
要旨
ウェブマスター
カテゴリ
作成
言語 ja-JP
【ヲナワ】 サルタヒコさんからの 伝承神事
公開:
要旨:
 
今日ほどびっくりしたことはありません。
現存するヲシテ...
<p><a href="http://julian.way-nifty.com/photos/uncategorized/me_nawa.jpg"><img width="570" height="390" border="0" alt="Me_nawa" title="Me_nawa" src="http://julian.way-nifty.com/woshite_room/images/me_nawa.jpg" /></a>
</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 1.2em;">今日ほどびっくりしたことはありません。</span></strong></p>
<p> <br />現存するヲシテ文献で一番古いと思われる<span style="color: #ff0000;">「フトマニ」</span>という文書の中、<br /><span style="color: #ff0000;">サルタヒコ</span>さんによる<strong>【ヲナワ】</strong>に出てくる神事が、<br />形は少し変わっていますが、<br />現代にも伝わっていることを確認出来たのです☆</p>
<p>もちろん池田先生が、各地にその伝承は残っていると書かれていました。    </p>
<p><span style="font-size: 0.8em;">『校注 ミカサフミ・フトマニ』参照。
</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この写真は<a href="http://nekonoana.cocolog-nifty.com/book/2006/05/post_970a.html">「ほんの あなろぐ」</a>さまからお許しを得て掲載させて頂きました。<br />場所は、奈良の<span style="color: #ff0000;">飛鳥川</span>。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;"> 両側を山に囲まれた飛鳥川沿いの雨に濡れた舗装道路を歩く。<br /> 少しすると飛鳥川を一本の太い縄がかかっているのが見えてきた。
</span></p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;"> 栢森の勧請綱だ。縄の中央には藁で作った蜂の巣のようなものが<br /> 吊り下げられている。</span></p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;"> ここから下流の稲淵にも同じように飛鳥川にかかる縄がある。<br /> 稲淵のは<a href="http://nekonoana.cocolog-nifty.com/book/2006/05/post_b7af.html">男綱</a>、ここ栢森のは女綱と呼ぶ。</span></p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;"> 男・女で呼ぶことからわかるように、<br /> この蜂の巣のような形のものは女性器を表している。<br /> 下流の稲淵には男性器をかたどったものが吊り下げられる。</span></p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;">&nbsp;</span><span style="font-size: 0.8em;color: #0000cc;">「ほんのあなろぐ」さまから、引用。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://julian.way-nifty.com/photos/uncategorized/wonawa.jpg"></a><a href="http://julian.way-nifty.com/photos/uncategorized/wo_nawa2.jpg"><img width="570" height="390" border="0" alt="Wo_nawa2" title="Wo_nawa2" src="http://julian.way-nifty.com/woshite_room/images/wo_nawa2.jpg" /></a>
<br /> </p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、この神事は旧正月11日に行なわれ、<br />綱のかけ替えを「カンジョ掛け」とも呼んでいるそうです。</p>
<p>飛鳥川を越して悪疫などが集落に入ってこないよう、<br />また五穀豊穰、<span style="color: #ff0000;">子孫繁栄</span>を祈る神事だということです。</p>
<p>縄に下げるのは、一種の注連縄(しめなわ)と考えられるとのこと。<br />上流、下流の間は結界になっているのでしょうね。</p>
<p><span style="font-size: 1.2em;">全文は、ぜひ上記のサイトにいらして読んでみて下さいませ。<br />他にも、写真付きの心和む紀行文が満載ですから☆</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p> <br /><span style="font-size: 1.4em;">さて、この神事のもとは</span><span style="font-size: 1.4em;color: #ff0000;">「サルタヒコ」</span><span style="font-size: 1.4em;">さまが広められたようです。</span></p>
<p>それを証しているのが、ヲシテ文献のうち<strong>「フトマニ」</strong>の中の、<br /><strong>【ヲナワ】という<span style="color: #ff0000;">ワカ</span></strong>なのです。</p>
<p>実に、紀元前800年頃のことでしょうか。</p>
<p></p>
<p>この「フトマニ」は、ヲシテ文献の中でもいちばん古きに成立したと思われます。<br /><span style="color: #ff0000;">アマテルカミ</span>のお手になる<span style="color: #ff0000;">ワカ(御製)</span>も、中にはいくつかあるそうです。</p>
<p>アメミオヤの意を頂くため<span style="color: #ff0000;">「モトアケ」</span>図をもちいて<br /><span style="color: #ff0000;">「ウラナヒ」</span>をしていたわけですが、<br />その卦の解釈が難しかったため、<br />それを助けようと、説明をワカの形で記したものなのです。</p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #ff0000;">アマテルカミ</span><span style="font-size: 1.2em;">は128種の卦に合わせ、皆にも広くワカを求めらた。<br />集まったものを、自ら編纂されて完成した最も貴い文書、<br />それが</span><span style="font-size: 1.2em;color: #ff0000;">「フトマニ」</span><span style="font-size: 1.2em;">であると伝えられています。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>我が国の古くは、神意(アメ、または祖先の)を伺うのには<br /><span style="color: #ff0000;">「カメウラ」</span>また<span style="color: #ff0000;">「カユフトマニ(粥占い)」</span>もあったようですが、<br />5代タカミムスビで、アマテルさまの外祖父でもあった<span style="color: #ff0000;">「トヨケ」</span>さまが、<br />祭祀においても、今までの神体系を整理され、<br />この<span style="color: #ff0000;">「モトアケ」</span>という、不思議な力を持つ宇宙図を作られたようです。</p>
<p><span style="font-size: 1.4em;">以後、カユフトマニは別として、</span></p>
<p><span style="font-size: 1.4em;">このフトマニでのウラナヒが常となりました。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://julian.way-nifty.com/photos/uncategorized/wonawa_futomani_3.jpg"><img width="570" height="773" border="0" src="http://julian.way-nifty.com/woshite_room/images/wonawa_futomani_3.jpg" title="Wonawa_futomani_3" alt="Wonawa_futomani_3" /></a>
<br />
</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>世の中が治まるには、一夫婦づつの円満が基礎で大事であるとて、<br />それを<span style="color: #ff0000;">推進していった人物がサルタヒコさんであった</span>とは、<br />池田先生のこのワカの解説にもありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;">
ヲのナワの ユウわ サルタの ツツマヤカ</span></p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;">
トリヰに ホトお カクン カサナワ</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>かなり難解でよく意味が解らないコトバも入っています。<br />また、原文の一行の書き方も独特で、他のヲシテ文献とは違っています。</p>
<p>もしかしたら、この形も神事としては大事なのかも知れません。</p>
<p>というのは、例えば、</p>
<p>通常のワカは5,7,5,7,7,の31文字です。<br />しかし、浄め払いに効力のあるウタは<span style="color: #ff0000;">32字</span>とされ、<br />これには、哲学的な(そして縄文科学の?)意味があるのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また別の例は、記紀でのイサナギ・イサナミさまの国産みの箇所。</p>
<p>実際のコダネを得るという「トツギノリ(嫁ぎの法)」の描写を、<br />神話に仕立ててしまったたのですが、<br />この時はすでに、<br />神事におけるコトバの音や、字数などの意味は、失われていたと思われます。<br />そのために(日本書紀でさえ)大事な文章がみなカットされているのです。</p>
<p></p>
<p><span style="color: #000000;">子産みのノリを、床入りの前にイサナギ・イサナギはなさったのですが、</span><br />最初は<span style="color: #ff0000;">ヲ</span>としての方向「左回り」<span style="color: #ff0000;">メ</span>は「右回り」とか、<br />また相手への褒めコトバの順序や、言うべき音や字数が違っていたため、<br />結果として、御子は体内で充分に育つことが出来ず、<br />早産なされたのが<span style="color: #ff0000;">「ヒヨルコ」</span>でした。<br />その後教えられて、<span style="color: #ff0000;">正しい方法でノリをなさった</span>ので、<br />御子が授かり育った、というのがヲシテに書き留められた真相です。</p>
<p></p>
<p> <br />余談になりますが、記紀ではたぶん死産であったこの<span style="color: #ff0000;">ヒヨルコ</span>と、<br />立派に成人なされた<span style="color: #ff0000;">「ヒルコ」ヒメ</span>とを一緒くたにしています。<br />そのため、アマテルカミに<span style="color: #ff0000;">姉ギミ</span>がいらしたことなどは伝わらず、<br /><strong>ワカを広めた</strong>という素晴らしい業績も分からなくなってしまいました。<br />称え名は<span style="color: #ff0000;">ワカヒメ、ニフノカミ</span>などです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、上にある色紙の図がモトアケです。</p>
<p>中心の上にある左回りの渦は<span style="color: #ff0000;">「ア」</span>という特殊文字で<span style="color: #ff0000;">アメ</span>を表し、これは<span style="color: #ff0000;">ヲ</span>、<br />下の右回りの渦は<span style="color: #ff0000;">「ワ」</span>で、<span style="color: #ff0000;">地</span>あるいは<span style="color: #ff0000;">この世</span>を表して、これは<span style="color: #ff0000;">メ</span>を象徴するヲシテです。
</p>
<p>フトマニのワカの字数は通常の31文字ですが、<br />このように、9,10,9.3、と行分けして書くことによって、<br />心に深く届くとか、ある種の効力が生まれるのでしょうか?</p>
<p>ちなみに他の文献においては、ウタ以外はみな5,7に書き、<br />それが1行となっています。<br />ヲシテの正式文書の形です。<br />
</p>
<p></p>
<p>このような約束事は、ある意味科学の実験と似ているなあと思います。<br />または、お料理のしかた、調理法・・・でも良いかな?</p>
<p>正しい方法でないと、実験も成功しないし、<br />美味しい料理も完成しませんよね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>このように、祈りのことばは特に、字数も大事な要件であり、<br />それからすると、<br />記す形も崩してはいけない、大事なものかも知れないと思ったことでした。</p>
<p>また特筆すべきは、<br />このような神事、あるいはノリ(法則)もシャーマニズムの影は無く、<br />あくまで自然法則に基づくという、科学的な姿勢がうかがえるということです。</p>
<p>ですから<span style="color: #ff0000;">ウラナヒ</span>とはいっても、<strong>呪い(まじない)の要素は皆無</strong>であり<br />むしろ現代の方が、後に入ってきた大陸の思想に毒され、<br />一般的にもオカルトの流行を招いているのが残念です。</p>
<p></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 1.2em;">さて、フトマニの【ヲナワ】の現代訳。</span></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;">男縄を結ぶというのは、サルタヒコさまのお教えによるものです。<br />鳥居にホト(女陰)を模ったつくりものをかけて、<br />ツツマヤカに(祀りを)行いなさい。</span></p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;">これをカサ(</span><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;">明るく</span><span style="font-size: 1.2em;color: #0000cc;">豊饒をもたらす)ナワとも言うのです。</span></p>
<p>と、いった所でしょうか。<br /><strong>ツツマヤカ</strong>が良く解らないのですが、慎みを以てとかいう感じで良いのでしょうか?<br />ツツマ(シ)ヤカで、シを抜かしたとか。<br />どなたか考えてみて下さいませね。</p>
<p><strong><span style="font-size: 1.2em;">象徴として鳥居にヲ(男)の縄でホト(女陰を模ったもの)をかけ、<br />サルタさまの教えられた祀りをしたらしいのですね。</span></strong></p>
<p>【ヲナワ】のウタから見ると<br />当時はもしかしたら、ヲの縄にメの形をつるしただけで、<br />もうひとつのヲをつるした縄はなかったのかも知れません・・・</p>
<p>それはこの時代、<span style="color: #ff0000;">性の謳歌</span>という男性上位的な(?!)風潮が無く、<br />あくまで<span style="color: #ff0000;">「女性の持つ、子供を授かり、産み育てる能力を大事にする」</span>ということに、<br />目が向けられていた時代でありました。<br />ですから、この神事は<span style="color: #ff0000;">女性を尊ぶ祀り</span>であったと思います。<br />
</p>
<p><a href="http://julian.way-nifty.com/photos/uncategorized/wonawa_futomani.jpg"></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>このウタから感じることは、</p>
<p><span style="font-size: 1.2em;color: #ff0000;">やはり性というもの、特に女性の役割を大変貴いもの</span><span style="font-size: 1.2em;">としていたことです。<br />現代で思うような、猥雑さはなく、</span><br /><span style="font-size: 1.2em;color: #ff0000;">神聖な、アメからのもの</span><span style="font-size: 1.2em;">というとらえ方でしょうか。</span></p>
<p>こういう感性を大事にし、伝えていかねばと心から思ったことでした。</p>
<p></p>