ヲシテ文献研究室

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ヲシテ基礎研究

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Re: 添意のこと、構文の事、文体の事
beace
特別研究員

さかた 2007-5-19 22:54:40  [返信] [編集]

やっと古書で浅野先生の文法書を手に入れました。
発想論、語法論、文体論、文章論の4巻です。

以前に「日本人はどんな文をつかっているか」が、大変面白く、長年のもやもやが解ける思いが致しまして、もっと勉強したくなり入手いたしました。

これからが、楽しみです。
添意のこと、構文の事、文体の事
ikeda
主任研究員

いけだ 2007-5-19 22:39:47  SITE  MAIL  [返信] [編集]

浅野信先生の構文論は、秀逸です。
このこと、ご理解に及んで頂けますと、嬉しい限りです。

疑問文は、
日本語では、相の付加による形式をとります。
欧米語とは、全く違う形式です。

この事を、「文体」と呼ぶようにしておられます。
浅野先生は。

浅野文法は、基礎のものとせざるを得なくなると思います。


それと、
言葉についてくる匂い、
つまりは、「添意」の事ですが、
これも、浅野文法の延長線上です。
Re: 同音記号と濁点
mana
特別研究員

真名 2007-5-8 14:11:27  [返信] [編集]

ここでとりあえず必要な前提は、
「カ カ ナエテ」では文脈としても単語としても意味が通らないであろうということに尽きます。

そうであるとすると、ヲシテ時代には濁音のヲシテでなくてはならないであろうと。

一方、同音記号を使用した場合には、濁点を使う以外には、濁音のヲシテにはなりえないであろうというのが要点です。

また、ここは悪い意味のガのヲシテと見るのが前後の文脈上、妥当に思います。

とりあえず可能性がありそうなら、他の「同音記号+濁点」の用例を拾ってみようかというところですね。

同音記号については、一般論的に決着をつけるのは難しいかなあと思っています。 手がかりがないですね。
現時点ては文脈と意味からアプローチする他の方法論を思いつかないと。

追伸: 「ホツマ辞典」にも確か「カガナエテ」という項目がありますので、とりあえず読んでみて下さい。 カとカをナエルでは単語が成立しないみたいです。
Re: 同音記号と濁点
ikeda
主任研究員

いけだ 2007-5-8 14:01:37  SITE  MAIL  [返信] [編集]

結構あるのですね。
同音記号の用例を拾ってます。
現在の、私たちの授かっている写本は、安聡さん、フセンさんに、源流が、
集約されてしまいそうです。
そうしますと、
その前の状況に、どうやってたどり着けばよいのか?
難しいです。

とにかく、
悪い意味の「ガ」はヲシテ時代から存在していたと、
見ることは、しかるべしでありましょう。
どこから、
へんてこりんな、同音記号が記載されてくるのか?
安聡さん、フセンさんに、ともに、見られる訳ですので、
その以前の段階でのことに、と、
推考せざるを得ない、

では、
ヲシテ文献の成立時代との間にはどの様ないきさつがあったのか?
もう少し考えます。
Re: 同音記号と濁点
ikeda
主任研究員

いけだ 2007-5-8 2:33:31  SITE  MAIL  [返信] [編集]

とっても面白いプロセスです。
複雑なことでもありますので、
今度お会いした時に、
と、思います。
もう少し考えます。
ヲシテ文献成立時の、その、姿に少しずつ近づきつつあることが、
何よりです。
Re: 同音記号と濁点
umayado
特別研究員

ひらおか 2007-5-8 1:13:58  [返信] [編集]

カガナエテの場合、ガのヲシテは、悪い意味のガ[w]ガ[/w]で
ないといけない。

ニュートラルな意味のガ[w]画[/w]ではだめ。

同音記号では、悪い意味のガであることを表すことができない。

それゆえ、元々同音記号であった訳がない。

ということでしょうか。

うーん。

特殊ヲシテの利用は、様々な語において、ゆらぎがありますよ
ね。カガナエテの場合でも、その文脈では特に悪い意味のガ
を使わなくてもいいような場合があり、そういう文脈なので、
そこでは同音記号にしているというような可能性も否定できな
いような。


同音記号が利用されているところには、規則性はないんですか?
同音記号と濁点
mana
特別研究員

真名 2007-5-7 18:24:05  [返信] [編集]

以前、濁点、同音記号が伝承時代の付加であるどうかの「確証」について議論がありました。

そのときには、濁点が伝承時代の付加であることは根拠があるが、同音記号については、ヲシテ文献の内部における明確な根拠までは見いだせないという結論でした。

濁点については、何カ所か、「濁点では意味が通らず、濁点を除去すると意味が通る場所」が見つかっています。
つまり、濁点については、ヲシテ文献内部と校異の検討から確定的です。
同音記号については、その種の根拠がまだ見つかっていない。

ところで、20−31の4行目に「カガナエテ」という読みの記述があります。
この「ガ」は、安聡本では「同音記号+濁点」であり、他の写本では「同音記号」のみです。

他の写本では「カカナエテ」という読みになってしまい、意味が通りません。
安聡本における濁点の脱落と見ることができます。

以上は確定です。
ここから、以下の1、2の推論が可能ではないかと思います。

1. 直接的論証

 ここは「物事の暗い面と明るい面とを比較考量する」というところなので、本来は、暗い意味の「ガ」のヲシテでないといけないようです。
したがって、「同音記号+濁点」は伝承時代の付加と見ることができます。

2. 背理法による論証
 
 濁点は伝承時代の付加であることは別途明らかになっています。

 したがって、「濁点+同音記号」のうち、少なくとも濁点は伝承時代の付加ということになります。

ここで同音記号がヲシテ時代から存在したものと仮定します。

そう仮定しますと、「濁点の付加前は同音記号だけだった」ということになります。 
なぜなら、「上が清音のときに、同音記号で濁る」という用例は、濁点付加以外、存在しないからです。

しかし、「同音記号だけ」では、カカナエテになってしまい、意味が通りません。
したがって、ヲシテ時代から同音記号が存在したという仮定は成立しません。

以上は、同音記号の伝承時代付加説の根拠になりませんでしょうか?
Re: 「 ちくら」考
shiwa
研究員

しわ 2007-5-4 19:32:41  [返信] [編集]

池田先生、ありがとうございます。

つい好奇心が先走ってしまいます。
地道に、こつこつ。
常にこころに留めておきます。
Re: 「 ちくら」考
ikeda
主任研究員

いけだ 2007-5-4 15:58:12  SITE  MAIL  [返信] [編集]

意味の取り方の間口を一杯、たくさんに持っておくことが大事だと思います。
それで、同じ言葉について、ヲシテ文献の最初から最後まで調べて下さい。こつこつです。
その後に、またさらに、その言葉の意味合い・どう捉えるかを熟考してください。
これが、良い方法だと思います。

図書館のパソコンからは、
ログインできたのですが、
書き込みは出来ませんでした。
Re: 「 ちくら」考
shiwa
研究員

しわ 2007-5-4 13:08:58  [返信] [編集]

先生、21アヤ、むつかしいです。

ですが、引き続き[ww]やすくら[/ww]の[ww]くら[/ww]が、
暗闇を意味していると捉えて解釈してみます。

[ww]やす[/ww]の[ww]や[/ww]は賞辞の[ww]や[/ww]かも知れません。
先と同じように、[ww]す[/ww]は[ww]すがた[/ww]の[ww]す[/ww]として考えます。


その尊いお姿を、闇に眩まして、という解釈もできそうです。


続く39-92の[ww]やすみせし[/ww]の[ww]やす[/ww]も同様に捉えて
文脈が通りそうですが、いかがでしょうか。

Re: 「 ちくら」考
ikeda
主任研究員

いけだ 2007-5-4 6:07:24  SITE  MAIL  [返信] [編集]

良いところに気が付かれました。[ww]くら[/ww]は、
そのほかに、21アヤでの多数の出例があります。
闇夜を意味していると捉えると良いようにも思います。

こんな感じで、類語を見てゆきますと、
さらに全体像がはっきりして来そうです。
Re: 「 ちくら」考
shiwa
研究員

しわ 2007-5-3 20:40:52  [返信] [編集]

ホツマツタヱ16-32に
[ww]めのくらみ[/ww]とあります。
(安弘[ww]め[/ww]、武内[ww]メ[/ww])

[ww]くら[/ww]に辺りが暗くなるという意味合いがあるなら、
「闇に姿をくらまして潜り込んだ」
という解釈はどうでしょうか?

Re: 「 ちくら」考
ikeda
主任研究員

いけだ 2007-5-3 18:56:23  SITE  MAIL  [返信] [編集]

38-91の「やすくら」は、
夜宴と解してみると文脈が繋がります。
あと、
類語などを、勘案していって、
「夜宴」でよいかどうか?
ダメ詰めをしたいものです。
Re: 「 ちくら」考
beace
特別研究員

さかた 2007-5-3 9:57:49  [返信] [編集]

ホツマツタヱ19は、和式馬術の方々と、勉強&解読取り組み中です。
私の事情で、少し中断しておりますが、ほどなく復帰の予定。

「やす くら」は、いうまでもなく、馬の鞍の一種と思われます。


38−91は、ヤマトタケさまのクマソ征伐のくだりですね。
ここの「やすくら」も参考にしていますが・・・おっしゃる通りに、何か・・・うかびそうです☆

ち くら←→やす くら

これ、対になりそうな。
また馬具の方も、前後の文意からも、このような添意があるように思えます。

Re: 「 ちくら」考
ikeda
主任研究員

いけだ 2007-5-3 5:22:08  SITE  MAIL  [返信] [編集]

「やすくら」という言葉もあります。
19A−5は、馬具の事でしょうが。
38−91は、「ち」「くら」の言葉と関連ありのようです。

もうちょっと、進めて考えると面白そうです。
Re: 「 ちくら」考
beace
特別研究員

さかた 2007-5-2 19:10:20  [返信] [編集]

そうですかあ。

でも、お陰さまで「クラ」という単位の言葉が、はっきりと理解出来ました。
ひとつずつでも、知ることは嬉しいです。
Re: 「 ちくら」考
ikeda
主任研究員

いけだ 2007-5-2 18:55:31  SITE  MAIL  [返信] [編集]

真名さんの、見られたとおりのように、思います。
「ち」「くら」ですね。 「筑」の音に引っ張られての事は、江戸ですね。失敗でした。

4−11
「やちくらちぎり」も、この線なら解けます。

でも、
色々試行錯誤があってこそ、前進があると思うのです。
Re: 「 ちくら」考
beace
特別研究員

さかた 2007-5-2 18:44:35  [返信] [編集]

フォロー有り難うございます。

ただ、
「チクラに カモわれて」は、やはりカモ舟が壊れた場所のような気がするのですが。

航路でいえば、九州から山口にかかり、その北の日本海であるなら、
「ちく ら」が海の場所を指しているといえるのでは?
つまり
「ち くら」ではなく、「ちく ら」ではないかと。

で、海という言葉は省略されていても分かるし、ツクシから船出して、北に向かい、朝鮮半島との境のあたりを航行していたのではないかと思ったのですが。
・・・時に、この記事の頃、もう新羅という国はあったんでしょうかねえ。
なかったような?・・・とすれば、この説はバツですね。
もっとも、お話はカミヨですが、著述されたのはクシミカタマさまの時代かな?
もっと後のヲシロワケさまの時代ならば、在り得ますね。

すいません。
今日は時間がないもので、調べるのは後になっちゃいますので、書き逃げ。

それともうひとつは、
ツキがツクとなり、またチクと変化するというのが、確かめられたかと、私は嬉しかったのですよね。

ツクの例では、ツクヨミさま。
このお方は、アマテルさま(日の皇子)との対をなす、月の皇子ですものね。

ま、いみじくも先生がご忠告下さったように、
(勇み足でしょうが・・・汗)こころ素直に、気にしない。
で、いくらでも、やり直しましょ。

ですんで、遠慮なくご意見を下さいませ。
「 ちくら」考
beace
特別研究員

さかた 2007-5-2 16:34:03  [返信] [編集]

引用:
「ちくら」の言葉は、九州の北部の海を意味しているのですが、
江戸時代になって、ひょっこりと、記録文に現れます。

言葉における時代性のこと その2



池田先生が、このようにお書きになった記事の中の言葉「ちくら」
これが、なぜ九州の北部の海を指すのか・・・九州在住の私には特に気になりました。

ヲシテ文献の中では[W]ほつまつたゑ[/W](ほつまつたゑ)7−21に記されていますが、
海の意味はなく、[W]そさの男[/W]さまに対する罪の量を示すものなのです。
1000(チ)クラという、普通の死罪を三倍にもしたような重さです。
「くら」は、その単位です。
[W]「ち くら」[/W](ちくら)
どこに海という意味があるのでしょうか?

しかし、よく見ると、この「ち」は、数詞で書かれてはいません。
・・・そうだ、添意があるのかも!

ここで、別の方向からヲシテを考察してみました。

九州のことをさすヤマトコトバは、普通は[W]「つくし」[/W](つくし)です。
このつくしは、
本来は[W]「非 すみ」[/W](ひすみ)に対する[W]「つき すみ」[/W](つきすみ)という言葉に発します。

ひすみは、また[W]「非 たかみ」[/W](ひたかみ)ともいう、東北地方のこと。
ヲシテを見ても分かるように、お日さまを表す字が使われており、
お日さまが住んでいるという意味でした。
[W]「非 たかみ」[/W]の「たかみ」は、[W]「たかみむす備」[/W](たかみむすび)を表しているのでしょうね?

その対をなす[W]「つき すみ」[/W](つきすみ)は、お月さまが住むところ。
つまり、はるか西の位置にあることを示しています。

つき すみ → つく し → ちく(ら)というように、ヲシテは微妙に変化しているのですが、
やはり法則が有るようです。

さて、この[W]「つくし」[/W](つくし)
漢字導入後には「筑紫」という、まったく本来の意味であるお月さまに関係の無い、訳の分からん漢字となってしまいます。
ほんとうに困ったもんです。

ただ、それ以後に出来た筑前(ちくぜん)筑後(ちくご)という、九州の北の地方名が残っていることから、
熟語の場合には「ちく」という読み方をしているのが分かります。

これは本当に古い、ヲシテ時代からの読みの法則なのではないでしょうか。

さて、もとに戻って・・・・
幸いこのヤマトコトバは、江戸時代になってひょっこりと現れているそうなので、
『大言海』を引いてみることにしました。

筑羅(ちくら)というのが、最も当てはまる漢字です。
なんと、筑紫と新羅の境目の海をいう。筑紫か、新羅かどちらとも分からない。
そこから転じて、どちらともつかないという意味であるそうです。

とすれば、[W]そさの男[/W]さまの罪過も、
なかなかきっちりとは決め難いものがあったことを、添意を持って、
示唆しているのではないでしょうか。


古いヤマトコトバ、[W]「ち くら」[/W](ちくら)
しかし、江戸時代にひょっこり現れた時には、
もはやヲシテにあった「罪を計る単位」の意味は、消えてしまっていたのも残念なことです。
Re: 「 ちくら」考
mana
特別研究員

真名 2007-5-2 14:14:23  [返信] [編集]

「クラ」は、もともとは計量単位でしょうね。

「ヤ チ クラ イノリ」(トヨケ様:イトリヤマにて)

ソサノヲの「チクラ」は、「(ト)ガ」の単位ということでしょうか。
これは「スス クラ」に通ずるように思います。

カモフネの割れた「チクラ」は、「チ」つまり計り知れないほどに暗く、底の深い海ということでしょうか。

ヲシテの文脈では、必ずしも北九州北部の海に限らないようにも思います。
たまたま、カモフネの遭難場所が日本海だったということで。

「筑羅」は、江戸時代の「転用」でしょう。
「どっちつかず」も、江戸時代の派生だと思います。
この意味は江戸時代より遡及しないのではないかと。

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